こんにちはねゆなりです。
今回は庭と住まいの照明手帖の書評です。
結論
照明によって、おしゃれな住環境を設計若しくは手に入れたい方必読の書です。
設計実務において照明器具の配置、外構の木々が映える照明器具の配置と機種がわからないよ。
夜にも映える庭にしたいけど、照明の機種や配置方法がわからないよ。
樹種によって映える機種や配置がわからない。
内装の色を決めたけど窓に映り込んでしまわないか心配。
提案された照明プランがしっくりこない。
この本を読めば上記の疑問だけでなく著者自身の経験を踏まえた上での上達の極意や、悩みの対処法になると思います。
著者 花井架津彦
1981年生まれ
2003年 大光電機株式会社入社
発行者 株式会社 エックスナレッジ 2019年初版発行
図や絵がふんだんに使われいてとても分かりやすいです。
こんな人におすすめ
照明計画に自信がない設計者、外構業者
照明を活かした美しい空間に住みたい方
庭をリフォームしてアウトドアリビングを楽しみたい方
家づくりをする人にはぜひ読んでほしいです。
この本を読んでわかること
- 樹木の躍動感を作る照明の当て方
- コートハウスでのおすすめの配置法
- 中間領域での光のあて方
- 代表的な樹種ごとのライティング法
- 夜の窓越しに見える景色を美しくする方法
- 映り込みを消す方法
- コーブ照明と映り込みの関係
- グレアレスダウンライトの使い方
- 玄関、廊下の照明配置
- 間接照明の幕板と高さ
- 照明計画が上手くなるコツ
この本を読んで面白かった3つのところ
庭木は自然な月明かりで照らす
筆者が庭木を照らす照明といったらアッパーライトしか発想が出来なかったのだが、
「スポットライトで夜の光といえば上から下へ光を落とすのが自然である。」
という記述を見てまさしくその通りだと思いました。
自然な光のほうが美しく癒やし効果があるのではないかと思います。
薄明かりのなかで見える景色
外の明るさ<内の明るさになると室内内の映り込みで窓が見えないので、
外の明るさ>内の明るさにすると映り込みが解消されること。滅茶参考になりました。
壁が明るさ感を支配する
住宅の照明計画は平面図を用いて考えられる。しかし実際の空間では、俯瞰して見ていた床面ではなく、
目線の高さを中心とした壁が見えることになる。
この言葉通りで展開図も加味しつつ3Dで図面を捉えないと設備器具、建具などを写してしまい、美しい照明計画にならないと思いました。
まとめ
照明計画は外構計画と並び設計では後回しにされがちですが、プランを考える時に同時に計画していくことでより良い建物になることは間違いないです。
照明計画を考える上で参考になることが多いので是非読んで頂きたいです。
以上ありがとうございました。
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